1970(昭和45)年、比治山高等女学校の第5期卒業生が中心となって原爆体験記「炎のなかに」をまとめた。 原爆で亡くなった先生2名、生徒73名の追悼の想いをこめて、12名の卒業生が書きあげた。 「充分にあの日のことを伝え得ぬ焦燥を感じながら、ただひたすら亡き友のことを思ってペンを執りました。 この記録をまとめながらも、生きることを断ち切られ、無残に、若く逝った級友を偲び、幾度か涙溢れるのを抑えることができませんでした。」(あとがきより)。 
 
 その中から特に地下壕で働いていた、岡ヨシエさんと荒木克子さんの体験談を紹介する。 
体験記「炎のなかに」
岡さんの手記 荒木さんの手記

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