はじめに



  「象形文字〜甲骨文字、ヒエログリフ、トンパ〜」へようこそ。チーム50291はトップにあった通り、三つの象形文字について調べた。ここでは、このページをよりよく理解するために、いくつかの事柄を予備知識として紹介する。




「六書」(りくしょ)

  六書は漢字の成立原理であり、甲骨文字よりずっと後の時代に整理された分類方法の一つである。それによると漢字は六つに分類される。即ち象形、指事、会意、形声、転注、仮借である。




「説文解字」(せつもんかいじ)

  「説文解字」とは、初めて六書を定義づけ、詳しく説明を加えた許慎(一世紀頃)の著作である。許慎は9353もの文字を字形によって細かく整理し、一つ一つ六書の原理をあてはめ、字書として編纂した。それ以後、六書を論じる時には、許慎の説にしたがっている。




ヒエログリフの限定符

  「ヒエログリフの中には、筆記用具をかたどった文字があり・・・『書く』という概念一般を表しており、この文字一つだけでは十分な理解ができない。そうした場合に、限定符を用いて意味を明確にするのである。この文字の横に男をかたどった限定符を置けば、それは『書記』の意味になるし、巻物をかたどった限定符を置けば、『書物』の意味になる。」(「言語の表記と理念化について」中川勝昭(九州工科大学データベース))


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