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ここでは大洪水につながる人為的な問題について解説しています。

温暖化 過剰伐採 コンクリートの舗装 河川の人為的な移動
温暖化
 温暖化は様々な災害を引き起こすといわれていますが、その中で大きいものの1つに南極の氷が溶けてしまうことがあります。
 南極の氷が溶ければ海水の量が増えるので、当然海面が上昇します。すると水の循環する量も増えるので雨の量もそれに伴って増加します。そうなれば局地的な豪雨による急激な水量の増加に対応しきれない河川は洪水を引き起こしてしまうのです。
過剰伐採
 近年各地で森林の過剰伐採が問題視されており、砂漠化の原因のひとつとしても取り上げられていますが紛れもなく洪水の原因でもあるのです。
 地表を覆う木々はいわば天然のダムであり、その保水能力は軽視できません。通常雨が降るとその雨はすぐには流れずに、木々がしっかりと根を張った土の中に留まります。そしてその後にゆっくりと少しずつ流れ出すのですが、木々がが十分に生えていない場所では大量の雨が留まることなく流れてくることとなります。集まった水は恐ろしい濁流となって川沿いの人々を襲うでしょう。
コンクリートの舗装
 上記のような世界的に問題視されている原因だけでなく、もっと私たちの身近なところにも洪水の原因があります。
 土がむき出しの場所では例え河川から水が溢れても、土が多少水分を吸収してくれます。しかし住宅地などが密集した場所や舗装された道路などでは降った雨が間を置かずにどっと流れ出すので、コンクリートの舗装も洪水の原因の一端であるわけです。
河川の人為的な移動
 人は自分たちの具合の良いように自然をいじってきましたが、思わぬしっぺ返しを食らうことがあります。
 普通自然の中では、河川は長い年月をかけて最も流れやすい形になっていきますが、それに都市開発などで人の手が加わると一転して河川のバランスが崩れます。そうなれば本来流れるべき場所に水が流れないわけですから、ほんの少しの増水で河川が氾濫することがあるのです。

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