月　知識　基礎知識

月とは地球の唯一の衛星です。衛星とは惑星の周りを回る天体で、他では7つの惑星(水星と金星を除く)に計91個の衛星があることが確認されています。
月には大気も水もなく、あるのはクレーターばかりです。

月は常に同じ面を私たちに見せているのに気がつきますか？
地球の自転にあわせて月は決して裏側を見せることはありません。

しかし、宇宙開発の発展により、1959年、旧ソ連の探査機ルナ3号が初めて私たちに地球の裏側を見せてくれました。また1998年にはアメリカのルナ・プロペクター探査機は月の南極の地下に、氷の存在を確認しました。

月の半径は1738キロメートルで、質量は地球の約81分の1しかありません。

月は自転をしながら約1ヶ月をかけて地球を一周します。月の表面が常に同じなのは、自転と公転の周期がほぼ等しいためです。また、月の満ち欠けは太陽の位置によって新月・上弦・満月・・・と形を変えていきます。

日本において古くから、月の存在は自然を代表するものの一つとされ、「花鳥風月」「雪月花」などのような言葉が残っています。