10番
出典:「後撰集」より

これやこの くもかへるも わかれては             るもらぬも 逢坂あふさかせき 
蝉丸せみまる

■口語訳

これが、あの有名な、都から東国へ、下って行く人も、 都へ帰って来る人も、ここで別れては、またここで逢い、
知っている人も知らない人も、
ふたたび逢えるという、
その名のとおりの逢坂の関だよ。

■作られたワケ

逢坂の関で、別れていく人みていた蝉丸。「ここで別 れた人たちはまた逢えるのかなあ。」そう思ってこの歌を作ったそうです。

13.html
■作者プロフィール

蝉丸(?〜?)
平安時代初期の人ですが、生まれた年など詳しいことは不明。『今昔物語』によると、 宇多天皇の皇子敦実親王に仕える官位の低い役人で、琵琶の名手だったとたいわれます。


もどる