大きな窓(風通し)

 この窓は、Aの窓が冬に効果を発揮するのに対し、夏に力を発揮するものです。使い方としてはとても簡単で、ただ窓を開き風を通すというものですが日本人が昔からとても大切にしてきた立派な住居の構造の一つです。

 明治時代に洋風の住宅様式を取り入れるようになってから、日本の住宅は窓が小さくなり通風が不便になりました。エアコンなどの空調設備はそのようなことがきっかけで発生したと言われています。ですから、原点に戻って大きな窓を設置し、必要な分の風通しを確保すれば空調設備を使わずに(=環境を汚さずに)涼しさを得ることが出来るはずなのです。