高床式住居

. 弥生時代になると、高床の住居が現れ始めました。この住居は東南アジアの中でも山岳地帯の傾斜地によく見られます。高床と聞くと倉庫を想像する人も多いかもしれませんが、人も住んでいました。ただし、それは古墳に葬られるような支配者たちだけで、一般の人々は投じも竪穴住居に住んでいた、といわれています。

また、高床住居で有名な静岡県登呂遺跡周辺は雨季に出水することが多かったということもこの住居の完成の理由の一つに挙げられます。一般の人々は出水のおそれがなかったため、床を高くする必要がないのでした。畿内などの先進地域では、高床の建物の今後の発見が期待されています。

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