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地域住民の抗議
さて、ここまで様々な基地問題を見てきたわけですが、それによる地域住民の抗議も様々です。ここでは、そうした地域住民の抗議の、一部を紹介したいと思います。
 人間の鎖

安保廃棄・諸要求実現神奈川県統一促進会議は、2005年4月14日、以下の内容の文章を発表しました。

「2005 年5 月15 日(日)に

@普天間基地包囲行動―時間:14 時00 分〜 15 時00 分

 →普天間基地フェンス外周約11 qを「人間の鎖」で包囲する。

A規模― 2 万人以上の参加を図る。」

 

そして2005年5月15日(日)、これは実行され、2万3850人(過去最多)が普天間飛行場の周囲、約11・5キロを包囲しました。同飛行場に隣接する沖縄国際大学に米軍ヘリが墜落した昨年8月13日から9カ月。

この「人間の鎖」は、過去にも数回行われています。

基地(回数)
日時
包囲人数
嘉手納基地包囲(第1回)
1987年6月21日
25000人
嘉手納基地包囲(第2回)
1990年8月5日
26000人
普天間基地包囲(第1回)
1995年5月14日
17000人
普天間基地包囲(第2回)
1998年5月17日
16000人
普天間基地包囲(第3回)
2004年5月16日
16000人

主旨は、「飛行場の即時閉鎖・撤去・県内移設反対」など、いずれも基地による危険な状況からの解放を訴えるものです。

反サミット運動

2000年7月20日〜23日に行われた「沖縄サミット」で、クリントン大統領が「平和の礎」で演説を行い、世界的にも注目され、政府は基地問題解決に大きな一歩を踏み出した、と結論付けました。

しかし、その演説に対して、「基地の必要性を押し付けただけだ」「基地被害や米軍兵士によるわいせつ事件などの犯罪に対する謝罪の言葉がまったくなかった。」など、抗議の声も多いのです。「平和の礎」は、死者を弔い、平和への祈りを捧げるはずの場所であり、そこで「米軍基地の存在意義」を語ったり、県民に基地との共存を迫ったりしたことに対して抗議したのです。

具体的には、以下のようなものがありました。

1、(先ほど述べたような)人間の鎖

2、「基地と軍隊に反対する平和交流集会」の開催

 (→世界各地で米軍基地反対の闘いが行われていることを主張。)

3、「ピース・ウォーク」の実行

 (→約200人が参加。「NO!BASE」「SAVE!ジュゴン」のTシャツを着て、「基地建設反対」のチラシを配 りながら名護市内を歩いた。)

 訴訟
 ホームページ

上の抗議の方法のように、実際にどこかを訪れたり歩いたりしなくても、基地に対して抗議の声を持つ人はたくさんいます。そのうちの1つの方法が、ホームページです。

御存知の方も多いと思いますが、Web上にある米軍基地関連のホームページは、ほとんどが「基地撤廃・返還」などを目的とした、基地反対の内容のものです。つまり、それだけ基地にたいして怒りを持つ人が沢山いる、ということです。

そのほか、自分たちでそうしたホームページを運営していなくても、国や市のホームページで苦情を受け付けていれば、そのホームページに苦情の声をよせるでしょう。実際、1ヶ月で苦情が1100件を越す時もあるといいます。

今まで、基地公害(騒音等)に対する訴訟として有名なものは、「小松基地騒音訴訟」「新横田基地公害訴訟」「対日本国訴訟」「対米訴訟」などがあります。大きなもので、嘉手納訴訟団・横田訴訟団・厚木訴訟団があります。

特に2002年に行われた「新横田基地公害訴訟」では、原告数6000人をもって国に賠償金24億円を請求するなど、訴訟運動は活発な動きを見せています。

しかし未だに国と住民との溝は大きく、まだまだ解決には時間がかかりそうです。

このように、基地撤廃・返還などを目的とする人々が沢山いる中で、様々な抗議が行われています。