臥薪嘗胆
 がしんしょうたん

使用頻度
意味

 目的(うらみを晴らすとか)を達成するために、どんな苦労にもじっと耐えること。

例文

 サッカーで負けてからというもの、臥薪嘗胆、つらい練習を耐えてきた。

解説


の国の王さまの夫差ふさの父親は、隣の国のえつに殺されてしまったのじゃ。
夫差は、毎晩、まき」のベットに「」せて寝たのじゃ。
薪はごつごつして痛いので、痛みで父親を殺された恨みを思い出したんじゃ。
そして、三年後夫差は越の国に攻め込み、越の王さまの勾践こうせんを降伏させたのじゃ。

一方、勾践屈辱くつじょくを晴らすため、干した「きも」を「」めたんじゃ。
胆は苦いので、苦さで恨みを思い出したそうじゃ。
そして、二十二年後勾践はついに夫差を破って、屈辱を晴らしたそうじゃ。

このことから、目的を達成するために、どんな苦労にもじっと耐えることを『臥薪嘗胆がしんしょうたん』というんじゃ。

英語

 Endurance of hardships(辛苦の忍耐)

出典

史記しき