一方、勾践は屈辱(くつじょく)を晴らすため、干した「胆(きも)」を「嘗(な)」めたんじゃ。 胆は苦いので、苦さで恨みを思い出したそうじゃ。 そして、二十二年後、勾践はついに夫差を破って、屈辱を晴らしたそうじゃ。
このことから、目的を達成するために、どんな苦労にもじっと耐えることを『臥薪嘗胆(がしんしょうたん)』というんじゃ。