漁夫の利
 ぎょふのり

使用頻度
意味

 他人同士の争いに乗じて利益を得ること。

例文

 残り一枚のクッキーを弟と争っていたら、母が食べてしまい漁夫の利を得られてしまった。

解説


からす貝(ぼうが日向ぼっこをしていたんじゃ。
そこに鳥のシギ(いつがやってきて、の肉をつかんだのじゃ。
からす貝も、負けじと殻をとじて、シギのくちばしをはさんだのじゃ。
どっちも離そうとせず、ずっと争っていたのじゃ。

そこに漁師(漁夫)が来て、シギからす貝をいっぺんに捕まえてしまったのじゃ。

もとは鷸蚌いつぼうの争い、漁夫の利となる』といったが、短くなり『漁夫の利』となったのじゃ。

英語

 Two dogs fight for a bone and the third runs away with it.
(二匹の犬が一本の骨を争っていたら、三匹目の犬がその骨をくわえて走っていってしまった。)

出典

戦国策せんごくさく