霧の発生方法



霧は大気中の水蒸気が地面付近の冷却によって凝結し、小さな水滴となっているもので、 視程が1q未満の場合をいいます。1q以上のものは「もや」といいます。
また、空がかすかに見えるくらいに薄いときは低い霧で、目の高さでの水平視程は1q以上であるけど、 地面近くに這うように覆っている霧を地霧といいます。霧は一般に白っぽく見えますが、 ちりやほこり、煙が混在しているものをスモッグといいます。

霧が発生するのに必要な条件は、
    @空気中に凝結核が多い
    A水蒸気量が十分である
    B空気を冷却する
この3つです。
水蒸気はおもに、川・海・湖などの水面や雨のあとの地面から補給されます。 空気が冷却する要因としては、地面の放射冷却、冷水面への接触などによる冷却や、 冷たい空気との混合断熱膨張によるものなどがあげられます。 多くの場合、きりはこれらの発生要因がいくつか合わさって発生します。
また、大気の成層状態なども関係します。

そのでき方によっていろいろな霧ができるのです。

霧の種類