台風とは?



温帯地方に発生する低気圧を温帯低気圧、熱帯地方に発生する低気圧を熱帯低気圧といいます。 熱帯低気圧のうち、北太平洋に発生し、中心付近の最大風速が 秒速17.2m以上(風力8以上)の強い風を伴うものを、台風といいます。風力7以下の弱いものは熱帯低気圧と呼びわけています。熱帯低気圧が台風に成長した順番に台風何号と 名付けていきます。

年間27〜28個発生し、6〜10月付近に日本にやってきます。本土に接近または上陸するものは 3〜4個で、8月が特に多いのですが、大災害をひきおこすような大きな台風は9月に多くきます。
台風は、地上から高さ約10kmまでは反時計回りで、そのさらに上では時計回りの渦巻きです。 直径は100〜2000km、平均600kmの大きさです。

海の上でできるため観察資料が少なく、発生の原因はまだ解明されていません。
ですが、これまでのことをまとめてみると、北東貿易風と南西季節風が衝突してできた 赤道前線に、スコールがもとになった小さな渦ができ、 それが一箇所に集められ、渦が育って大きくなり台風になるのだと考えられます。