コーラン

関連国
[アフガニスタンイラクサウジアラビアヨルダン]

クルアーンは、イスラム教の4大啓典の一つで、114章からなっています。
日本ではコーランと呼ばれてきましたが、近年は原語により近くクルアーンと表記されることが多くなってきています。
また、定冠詞のアルをつけてアル・クルアーンとも呼ばれます。
アル・クルアーンの意味は朗唱される物です。

アラビア語圏でのクルアーンの位置付けは、単に宗教的な解説書ではなく、 文学としても第一級品であると言われています。
事実、あまり書かれている(あるいは説かれている)文章の意味を理解できない者でも、 そのアラビア語の美しさに引かれて改宗した者も多くいたといいます。
イスラーム神学者の間ではクルアーン自体が神の奇跡の証拠であると主張するほどです。

また、口語と文語の開きが大きくなった現在では、文章語の模範テキストであるとされ、 出版物などはクルアーンの語で書かれることが多のです。

●○国旗への用いられ方○●
イスラム教を信仰している国の国旗には、 「アラーのほかに神は無し、ムハンマドはアラーの使者なり」 というコーランの聖句がかかれていることが多いです。