言いまちがうのは、実は…

例)会議

 ある会議でのこと、議長が開会のあいさつをするときに、「これで、会議を閉会します。」と言ってしまいました。その議長は、何度も会議の流れを確認していたのにもかかわらず、言いまちがえてしまったのです。

こういうようなことはめったにないと思いますが、なぜ議長は言いまちがえてしまったのでしょうか。考えられることは、議長が実は(この会議、やりたくないな、早く終わらないかな)と心の中で思っていたのではないでしょうか。そんなことを心の中で思っていたから、何度も会議の流れを確認していたのにもかかわらず、言いまちがえてしまったのです。つまり本心が出てしまったわけです。



記憶ちがいが起こるのは、実は…

 ある日にいっしょに会って遊ぶ約束をしていたAさんとBさん。その日になり、AさんはBさんを待ってましたが、なかなか来ません。ようやく、約束の時間よりも30分遅れて、Bさんは来ました。

これもおなじように、Bさんが遅れたのはBさんの本心が出てしまったからだと、考えられます。もしかしたらBさんは、いっしょに遊ぶ内容が気に入らなかったのかもしれませんし、Aさんと会うことが嫌だったのかもしれません。Bさんは、頭の中で約束の時間を記憶していたのにもかかわらず、心の叫びによって遅らされたのです。

それが心の叫びだからである
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