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地球から見た星や太陽の一日の動き
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5)各地の緯度によって見え方の違う星の動き

さて、ここで疑問を持っている方もいるのではないでしょうか。

先ほどからよく使っている天球の回転軸はなぜ傾いているのか。
そして、この傾きは星の動きと関係しているのか。

もう一度、天球の定義をまとめてみましょう。
1.天球とは観測者を中心としたとき、無数の星が張り付いて見える頭上を覆う丸い天井のようなもの(->(1))
2.天球とは宇宙空間を球として考え、そこに地球に存在している赤道を天の赤道として、北極を天の北極として、南極を天の南極として、投影したもの(->(3))
3.観測点(観測者のいる位置)から、天の北極のある方向をを北として方位を決め、また地平面から垂線を引き天球と交わった点を天頂と呼ぶ(->(3)))
4.本来地球(観測者)が自転により動き星が止まっているのだが、私たちが実際見える動きと同じように、地球(観測者)が止まり星が動いていると見立てるための仮想的な球(->(3))

では、本題に戻りましょう。

実は今までの天球の回転軸の傾きは日本における緯度なのです。
ここでは日本(東京)の北緯35度を使っています。

これだけではよくわからないので実際に書いてみましょう。
まず、定義1のように天球の中心に観測者(東京)をもってくるために地球を傾けます。
そして定義2のようにそのまま赤道を天の赤道に、北極を天の北極に、南極を天の南極に投影しましょう。

図1

これで傾いている理由がわかりました。

折角なので定義3を付け足します。星は北極星を中心に反時計回りにまわる(->(7)参照)ので、東京での星の動きが分かりました。

*北極星‥‥地球の地軸を北の空に延長したところにある星。

図2

この仕組みがわかっていれば、緯度0度(北緯、南緯度)の赤道で観測した場合の星の動きは下の図3のようになり

図3

北緯90度の北極で観測した場合の星の動きは図4のようになります。

図4

つまり、星の動きはその地点の緯度により変わるのです。

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