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 アブ=シンベル神殿エジプト
 この神殿は、ラムセス2世の時代(紀元前13世紀)に岩山をくりぬいて作られました。正面には、4体ののラムセス2世の像(左から2番目の像の頭は下に落下)と、中央上に太陽神ラーが他の4体より小さくほられています。中央下は入り口で、中に入ると左右にラムセス2世の立像が並んでいて、一番奥には、至聖所があります。

 探検家 ベルツォーニ
ジョバンニ・ベルツォーニという探検家は、19世紀にこの神殿を発見しました。彼は映画『インディージョーンズ』のモデルとなった人物ですが、怪力の大男だったそうです。この神殿のほか、セティ1世(ラムセス2世の父)の墓なども発見しました。
 建築王 ラムセス2世
ラムセス2世は、エジプト中に巨大な建築物を建て自分の像を多く作らせました。この神殿の壁面には、敵と戦う王の姿や朝貢の場面が多く描かれています。正面の4像の足下には支配された人々のひざまずいた姿がほられています。
 信仰
古代エジプトの人々は太陽神ラーを最も崇めていました。王たちは、死んで太陽神と共になることを望んでいました。この神殿では、ラムセス2世が太陽神ラーより大きく作られていることから、彼の偉大さが見てとれます。
  エジプト

 エジプトの繁栄の象徴
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文化遺産 1979年

▼正式名称は「
アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群

▼  高さ 33m
    幅  38m
    奥行 60m