Index>Top>地域別>アジア>万里の長城
 万里の長城(中国)

長城は、北方騎馬民族などの侵入を防ぐために、春秋戦国時代に斉・燕・趙・魏の各国などの諸国によってそれぞれ作られました。その各国の長城をつないだのが、中国を初めて統一した秦の始皇帝です(約2200年前)。その後、増築が行われ、現在見られる長城は明(約600年前)に完成しました。約2000年かけて作られた最長の遺跡です.

 とりでの役目  秦の時代の長城  長城の作り方
@見張り所
兵士が交替で見張りし、とりでの内部の詰め所で休憩することもできました。
Aのろしをあげる
敵を発見したときに昼は煙をたき夜は火をたいて味方の兵士や都に伝えました。
B敵を攻撃
とりでに限らず城壁には凹凸や穴が開いており、その間から銃や弓を射ったり、楯としました。
現在の長城(明時代に完成)は
石とレンガでできた頑丈な作りですが、それ以前の秦のころは主に土作りでした。
土を固める版築という方法で城壁や見張り台を作っていました。
長城は中国全土から集められた数百万の農民と30万の兵士によって作られました。
明の長城は、まず土台に大きな石を敷き、レンガを重ねて壁を作り、あいだに砂利や小石を入れて突き固めることで、強力な城壁ができました。
  中国

 人類史上最長の遺跡
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ▼文化遺産 1987年