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 タージ=マハル(インド)

タージ=マハルは、350年前にインドを支配していたムガール帝国の第5代皇帝シャー・ジャハーンが、王妃ムムターズ・マハルの死を悼んで建築させた霊廟です。白大理石でできた霊廟には巨額の費用がかかりました。

 デザイン  晩年の皇帝  ひつぎ
この建物はすべて左右対称(シンメトリー)に作られて、建物の前にのびた池に映る姿まで対称となっています。またイスラム教は偶像崇拝を禁止しているため、建物の壁には石で象がんされたコーランのアラビア文字などで飾られています。 皇帝は、イスラム教徒としては珍しく王妃だけを愛しましたが、そのために霊廟の建設にお金を使いすぎ、息子によってアーグラ城に閉じこめられてしまいました。毎日そこから王妃の眠るタージ=マハルを眺めていたそうです。 霊廟の1階中央には、皇帝と王妃の模棺(仮の棺)が置かれ、盗賊を防ぐために、その真下の地下に本物の棺がおさめられてます。皇帝の棺は、中央の王妃の棺に寄り添うように横に置かれています。

  インド

最愛の王妃のためのお墓
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 ▼ 文化遺産 1983年 



 ▼ 庭園:南北560m、
   東西300m
   霊廟:高さ65m
   左右95m