では、分置式暗号を紹介していきます。

@頭だけ読む

分置式暗号というものは、前述のように他の暗号と混ぜて使うことが多い。
そこで、あまり例を挙げることができないのだが、一つだけ挙げることにしよう。

この暗号は文字通り頭だけ読むという暗号である。
例えば作文や文章に見せかけて暗号を仕込むということができる。



例) 暗闇に ごろつく虫に うみ毛虫
            だけど私も ようかいなのさ


            ↓
       暗 ご う だ よ
            ↓
          暗号だよ


虫嫌いの方が読んでしまったらすみません。

Aその他

他の暗号と混ぜる時が多いと説明した。
その例も挙げよう。

例えばポケベルの暗号に混ぜるとする。

この暗号は二つで一セットの暗号なので、その区切りにいらない数字を入れることにする。


例) 平文  :  ポケベルの暗号
               ↓
   暗号化 :  65 05 24 64 04 93 55 11 03 25 04 13
               ↓
           65205424864304793155411203125404313


このように使うと、今回は偶数セットだったので、最後にできた暗号文も偶数となり、解読しづらくなる。