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15世紀イタリアのトスカーナの小さな街、フィレンツェ。ここからルネサンスと呼ばれる、文化、芸術の大きなうねりが世界にむけて花開いたのです。

約1000年間、中世の人々はキリスト教の下、暗黒の時代を過ごしました。土地に縛られ、重い税に苦しみ、自分の人生を楽しむことなど許されませんでした。この世の主人公は神であり、聖書の教えがすべてだったのです。

フィレンツェの商人たちは、毛織物業や金融業で莫大な富を得ました。そして、領主から自治権を買い取り、理想の共和制国家を創りました。これが人間中心のルネサンスの始まりだったのです。

フィレンツェの人々は、自らの富を教会や公共建造物に注ぎ込みました。そのために優秀な建築家や画家、彫刻家が必要になったのです。工房と呼ばれる職人の集団が人口わずか6万人の街に300軒以上あったといわれます。理想の美を求めて、古代ローマ・ギリシア時代の芸術を復興させ、プラトンの新人文主義思想をベースに、フィレンツェはヨーロッパで一番の経済、文化の中心になったのです。ジョット、マザッチオ、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエッロ、数多くの芸術家がより高い芸術性を求めてしのぎ合ったのです。

これほどに人々が芸術を愛し、求めた時代は他にありません。ルネサンスをより深く知るために、フィレンツェを私たちと一緒に廻りましょう。そして、新たな感動と発見をしようではありませんか。

 

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