ジェンティーレ・ダ・ファブリアーノ
(Gentile da Fabriano)(1360/70年 - 1427年)
ファブリアーノは、イタリアのファブリアーノ出身の画家で、イタリア各地で活躍しました。
ファブリアーノの絵は、繊細な線を使って忠実に今を再現し、黄金色など多くの色彩と組み合わせるもので、当時最も人気を集めた画家の一人でした。
ゴシック時代の終わりにあたる14世紀(ルネサンスは15世紀)からは、シエナ派の活動から、ヨーロッパ各国の宮廷やアヴィニョン教皇庁を中心に、「国際ゴシック様式」と言われる絵画が流行していき、その火付け役がファブリアーノだったのです。
ファブリアーノはヴェネツィア、ブレーシア、フィレンツェ、シエナ、オルヴィエートを回り、ローマで亡くなりました。現存作品は約20点ほどで、代表作のテンペラ画『東方三賢王の礼拝』は、前にいる人物の衣服に美しい表現が見られますが、それと同じく、遠くにいる何百もの人物まで、細かく描いている所にヨーロッパ絵画の伝統が感じられます。
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東方三賢王の礼拝
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