ジャイアントインパクト説

「ジャイアントインパクト説」とは!?

地球が誕生した直後、 地球に火星くらいの大きさの巨大な天体が
衝突し、その両方の天体から物質が飛び散り、月を作るもととなったと
する説。

3つの説で同時に説明がつかなかった月と地球の酸素同位体組成はほとんど同じこと、月の鉄やニッケルの存在度が地球のマントルとよく似ていること、月には大きな核がないこと、原初の月にはマグマの海があったことを説明できる。

コンピュータで衝突の様子をシミュレートしてみると、実際に飛び散って月を作るのは地球からの物質ではなく、衝突してきた方の天体の物質の方が多いという結果が出るから、もともとの地球のマントルから月を作ろうという前提が崩れてしまう。

当サイトでは、この「ジャイアントインパクト説」を再現した動画を用意しています。

この動画は容量が大きいので、表示まで時間がかかる場合があります。 動画を見てみる(20.3 MB)

確かに、この説は最有力とされている説ですが、それでもまだ不完全。
月の起源を確証を持って説明できる理論はまだない、というのが今のところの結論ということになります。


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