台風(熱帯高気圧)


    「台風と言う言葉は知っていても、実際どのようなものかは分からない。」と言う人が多いと思います。

    台風とは、北西太平洋上で発生した前線が共合わないもので、
    中央付近が毎秒17.2m以上になった熱帯低気圧のこと
を言います。




      *台風のすがた*

    熱帯低気圧である台風の中央は、下降気流で回りは積乱雲で出来ています。
    直径は約500km、高さは約15kmあります。
    上方の風は「時計回り」、下方の地表付近での風は「反時計回り」になっています。



      *台風の目(=台風の中心部)は晴れるの?*

    これは、本当のことです。
    台風は、勢いよく風の渦を巻きながら進んでいきます。
    そのため中心部には雲が出来ず、上昇気流ではなく下降気流が出来ます。
    雲も無く下降気流だということは、雨も降らず晴れた場所となります。
    なので、「台風の目(=台風の中心部)」にちょうど来た時、その地域の天気は晴れとなります。



      *台風の進み方*

    南太平洋上で発生した熱帯低気圧は、暖かい海から大量の水蒸気を補給し発達しながら
    小笠原気団に沿って西へと進みます。日本列島へ近くでは、強い偏西風の影響で、進路を北よりに変えることもあります。