バクテリオファージ

バクテリオファージ



バクテリオファージ(別名ファージ)とは
細菌に感染をするウイルスです。
1915年に発見され、バクテリオファージという名前には
「細菌を食うもの」という意味があります。

バクテリオファージの性状

バクテリオファージは他のウイルスと同じように
RNA、あるいはDNAの遺伝子情報を
1本鎖か2本鎖にして持っている。
その構造は相対的に単純、複雑な構造となっている。




バクテリオファージの増殖

@T-evenファージとは
バクテリオファージの増殖を理解するためには
T-evenファージ(T偶数系ファージ)を取り上げたほうがわかりやすい。
これらは構造は複雑ではあるが研究がたくさんされている。
その中でもT4ファージは最も広く研究されている。
これは頭部、襟、尾部からなる独特の形をしている。
DNAは多面体頭部内に納められている。

AT-evenファージの増殖
@吸着:細菌細胞壁に吸着する
A侵入:細菌細胞壁よ細胞膜に侵入し。ファージDNAを注入する
B生合成:ファージDNAは構成成分であるファージたんぱく質と
     ファージDNAコピーを作るように細菌の代謝にしむける。
C成熟:襟、鞘などが頭部に付着。
D放出:できあがったファージが外に放出される



ファージの増殖には増殖曲線によって表すことができます。
暗黒期:侵入から生合成までの期間
    このときビリオンは宿主細胞内にはない。
潜伏期:侵入から放出までを意味する。
    感染宿主細胞あたりのファージ数は暗黒期以降増加