電気石入り水晶

色の 棒状 の鉱物は 電気石 です。
それを含有しているので、 電気石入り水晶 や トルマリン入り水晶 と呼ばれています。

鉄 を主成分とする ショール (鉄電気石) や、 マグネシウム を主成分とする ドラバイト (苦土電気石)
が含まれていることもあります。

針入り水晶

針入り水晶とは、針のように 細長い結晶をなす鉱物を包有している水晶の総称 です。

セージナイト 、あるいは セージニティック・クオーツ とも呼ばれていて、これらの名称は ラテン語
の sagena (魚を捕まえる網)に由来するそうです。

水晶に含まれる主な鉱物は、ルチル、電気石、緑れん石、針鉄鉱などで、 ルチル入り水晶のみを
針入り水晶と呼ぶ人もいます。

針鉄鉱入り紫水晶

この水晶には 針鉄鉱 が含まれています。

針鉄鉱入り紫水晶には、 金色で針状の結晶 が束になって ほうき のような形をしているものが含有
されているそうです。

そして、更に、別の鉱物が含まれている場合があり、黒い球体を形成している 赤鉄鉱 が含まれて
いることがあります。

緑れん石入り水晶

この水晶は 緑れん石 を含んだ水晶です。

緑れん石 (Ca2(Fe,Al)3(Si2O7)(SiO4)O(OH)) は緑色の鉱物ですが、 鉄 よりも アルミニウムの量
が多くなると 灰色や淡褐色へ変化します。

ルチル入り水晶

水晶の内部にある線状の鉱物は ルチル であるので、ルチル入り水晶と呼ばれていて、代表的な
針入り水晶です。

含まれている ルチル の色は金色のものは、女神の金髪を連想させることから、 ビーナスヘアー・
ストーン とも呼ばれていて、含まれているルチルの色は銀色のものは、 シルバールチル入り水晶
と呼ばれています。

通常、ルチルの結晶は 直線状 ですが 曲がっていることもあり 、ルチルの結晶の成長に、水晶の成長
が 影響したと考えられます。


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