鳴き砂 とは、 足で踏むなどすると音が出る砂 のことです。
皆さんも１度は聞いたことがあるのではないでしょうか？

鳴き砂の 石英の砂粒 は、 水や空気の中で洗われると 滑りにくくなり、 摩擦係数 が大きくなります。

このとき、踏むなどして砂に力が加わると、 滑りにくい分ずれた時の音が大きくなるので砂から音が聞こえる と考えられます。

しかし、 少しでもタバコの灰などで汚れると、浜辺の鳴き砂はならなくなってしまう ので、鳴き砂のある浜辺ではきちんとマナーを守りましょう。

鳴き砂の浜辺で、砂が 乾いている状態のとき に、足をするように歩くと 摩擦 が起こりやすくなり" キュッ
キュッ "とうまく鳴かせることができます。


また、 第三期鮮先世 (約 500万年 前)の地層から、 砂の粘土 を掘り出し、機械で約 500時間 かけて洗い、容器にいれてガラス棒でつつくと"キュッキュッ"と音が出ます。

このときの機械は、 海の洗浄作用を再現した 特殊なものだそうです。


社会メニューへもどる