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堆積岩

地表にある岩石は、水や氷、風あるいは生物によって風化ふうか浸食されて破片となったり化学組成が変わったりします。破片は砕屑物さいせつぶつとよばれ、砕屑物は、大きさによって、れき(直径2mm以上)、砂(直径2〜1/16mm)、粘土(直径1/16mm以下)と区分されます。 粘土のうち少し粒が大きいものをシルト(1/16〜1/256mm)とよんで区別することがあります。

れき岩(神奈川大学附属高等学校地学室)

 

砂岩(同上)

でい岩(同上)

これらの砕屑物は、水・氷・風のちからが弱まったところに堆積する。砕屑物以外のものがたまってできる堆積岩として、生物の死骸が固まってできる生物岩(石灰岩・チャート、珪藻けいそう岩)と水の溶けていた物質が水分の蒸発によって析出して固まってできる蒸発岩(岩塩、石膏せっこうなど)があります。

※堆積岩の特徴

堆積するものの種類、形、比重などの違い、水や風の力の違いによって、連続的に同じものが堆積し続けるわけではないので、堆積するものが変わったところは縞模様(層理)となって見える。層理よりも細かい縞模様は葉理ようりといいます。

<はい、先生質問です!火山で放出された火山灰が堆積して固まった岩石はどうなるのですか?
<うむ、いい質問だ。それは、火山から出てきたものからできているわけだから火山岩といえるのだけど、堆積して固まったものと考えると堆積岩ともいえる。だからどちらでも良しだ。

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