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フードロスの仕組み ~海外理解と自国理解
取り巻く環境
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エシカル消費 ESG投資 企業と消費者

 ESG投資を知っていますか?

ESG投資の頭文字は環境のEnvironment 、社会のSocial 、企業統治のGovernance をそれぞれ意味します。

1.なぜESG投資が注目されたのか
企業への投資は短期的はなく長期的な収益向上の観点とともに、持続可能となるような国際社会づくりに貢献するESGの視点を重視して行うのが望ましい」との見解を国連が提唱してから、広く知られるようになった。その結果、ESGの視点で投資を行う金融機関が欧米を中心に広がっている。

2.SRIとCSRの統合
これは、SRI(社会的責任投資)とCSR(企業の社会的責任)を発展的に統合した考え方である。非財務情報を考慮するという点でSRIとESG投資は同じだが、SRIが企業の社会性を評価しての投資に対して、ESG投資は長期的なリターンを追求するための手法と理解されている。

3.世界での注目度
現在、全世界の資産運用残高のうち約3割がESG要素を考慮しているといわれており、特に欧米では約6割を占めているようだ。また国連が呼びかけたことにより運用額は2012年から2017年にかけて二倍に急増し、日本円にしておよそ2500兆である。これは世界の投資よ四分の一であり、日本でも注目されていることがよくわかる。

4.日本の現状
運用資産に占めるESG投資の割合はヨーロッパでは52.6%、米国では21.6%、カナダでは39.8%である。しかし日本はわずか3.4%とその差は歴然としている。この差こそ日本と他国の消費者の意識の差を表しているように思われる。


これらのことから世界も日本も、企業への投資は売上高などだけではなく環境や人権にちゃんと配慮できているかという観点も含められていることがわかる。確かに投資はその企業が使うお金を出すことなので、使い道の背景を知ることは必要だと言える。




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