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原子力発電の仕組み

 ウラン235の核分裂の際に発生するエネルギーを使って電気を生み出します。化石燃料を燃やして熱エネルギーを得てこれを使い、水を沸騰させ、水蒸気を作り、その水蒸気でタービンを回して発電します。 

 

1、原子炉でウランの核分裂を起こす

2、核分裂で発生した熱を利用して水を沸騰させる

3、沸騰したら発生する水蒸気でタービンを回す

4、タービンは発電機につながれていて、電力を生み出す

 発電に利用するのは蒸気の温度ではなく、水が蒸気になった時の圧力です。核分裂で発生する熱は2,400度(東京電力によると1700度)にも達するので、燃料棒の周囲をすごい勢いで冷却水を流します。日本で、大きな川や湖の周辺や海岸沿いに原子力発電所があるのは、タービンを回した後の蒸気は復水器で冷やされ温排水として廃棄されるからです。また、ヨーロッパやアメリカではクーリングタワーと河川排水という方法も行っています。これが原子力発電のエネルギー転換効率が約30%である理由なのです。また、火力発電はコジェネレーションシステムを使うと80%以上の熱を利用できます。