ロングスリーパー・ショートスリーパー

ほとんどの人間の適当な睡眠時間は、多少の個人差がありますが8時間程度です。しかし、「ロングスリーパー」や「ショートスリーパー」と呼ばれる、これに当てはまらない人も存在します。

ロングスリーパー

ロングスリーパーとは、睡眠時間が9時間を超え、比較的長い睡眠時間が必要とされる人のことを指します。起床時に倦怠感を感じたり、日中に眠気を感じないのであれば、問題はありません。無理に睡眠時間を削ると、睡眠負債が溜まってしまうため、注意が必要です。ロングスリーパーになる原因としては、体質疲労・ストレスなどがあります。前者の場合は、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質の分泌が少ない体質で、眠気を誘発しづらいため眠りが浅くなり、十分に疲れが取れないことから、睡眠時間が長くなることが原因です。疲労の場合は、単に疲労がたまっていることが原因になり、ストレスの場合は、交感神経が優位になり、睡眠の質が低下してしまい、その分を睡眠時間で補おうとすることが原因です。

ショートスリーパー

ショートスリーパーとは、ロングスリーパーとは対照的に、5~6時間未満の短い睡眠時間でも、睡眠不足にならずに問題なく生活を送れる人を指します。カリフォルニア大学の研究によると、ショートスリーパーになる原因には、ある特定の遺伝子が関係しているとされています。ショートスリーパーに後天的な理由によってなることは無く、ショートスリーパーの体質ではない人が、ショートスリーパーになろうとして睡眠時間を制限すると、睡眠不足になり、日中に眠気を感じるようになったり、注意力が低下したりしてしまうので、ショートスリーパーではない人による睡眠時間制限は避けるべきと言えます。
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