音楽界

このページは音楽界での黒人差別歴史を紹介しています。

黒人音楽の始まり

1930年代末までは、コンサートの席などは人種ごとに分けられており、人種差別問題や人隔離政策などの差別問題に関する話題は取り上げられませんでした。ビリー・ホリデーという女性歌手は「Strange Fruit」という曲で人種問題について初めて取り上げました。曲の内容は当時増えていた黒人リンチ・絞殺問題。曲のテーマになっていたのは、黒人リンチ・抹殺問題です。この問題は当時増加していました。この曲は、歌詞はソングライターのミーロポルが木にぶら下がっている黒人の画像を見て、ミーロポル自身が感じたことを書いた歌になっています。この曲は100万枚以上売れ、全米に感動を与え差別問題に対する意識に影響を与えました。


ジャクソン5とマイケルジャクソン

1966年、ジャクソン5という兄弟音楽グループが結成されました。ジャッキー(15才)、ティト(13才)、ジャーメイン(12才)、マーロン(9才)、マイケル・ジャクソン(8才)の5人で結成されました。ジャクソン5は音楽界に大きな影響をもたらしました。1969年にはマイケル・ジャクソンがエド・サリヴァン・ショーで「I Want You Back」を披露したことで、マイケル・ジャクソンは黒人の子供たちの憧れの人になりました。その後、マイケル・ジャクソンはテレビやラジオで頻繁に取り上げられるようになり、「黒人でも不可能なことはない」と世界に発信し、黒人にとっての希望になりました。1972年にマイケル・ジャクソンはグループを脱退し、ソロアーティストとして活動を続けました。「スリラー」などの人気アルバムを出し、キング・オフ・ポップという名称で知られ、グラミー賞を受賞するなど、黒人アーティストとしてすごい功績を残しました (https://www.udiscovermusic.jp/stories/how-music-changes-societyより)


黒人アーティストの上昇

1900年後半には、スティービーワンダーやマーヴィン・ゲイなどたくさんの黒人アーティストが誕生し、白人アーティストと同じくらいの注目を浴び始めました。黒人のアーティストでは人種問題を取り上げた曲が増え、マイケルジャクソンの「ブラック・オア・ホワイト」などが人気でした。さらに、黒人としての誇りをテーマにしたスティービーワンダーの「イナーバージョン」なども人気となりました。


現在

近年では、ビヨンセやケンドリック・ラマーなどのたくさんの黒人アーティストが音楽界に名を馳せています。アーティストたちはアメリカで起きている人種問題を曲を通じて訴えるなど、差別問題に向き合っています。最近では2018年にリリースされたチャイルディッシュ・ガンビーノの「This Is America」が話題となりました。MVはアメリカでの暴力や白人によるブラックカルチャーの娯楽化などの問題が取り上げられています。 (https://www.rollingstone.com/music/music-features/music-industry-racism-1010001/より)