調査内容

課題解決の方針

調査を通してわかった課題

これまで行った様々な調査から新型コロナウイルスが観光業界に与えている影響が非常に大きいことがわかりました。中でも深刻だと感じたこととして

・国内外からの観光客数の激減
観光地の収益の減少
旅行会社の経済的な損失

などがあります。


消費者を呼び込むアクティブな宣伝が回復の鍵!!

前述したとおり、現在旅行業界は経済的に打撃を受けている一方で、消費者の潜在的な旅行意欲は高まっており、同時に彼らの動画サイト、テレビ、インターネットの視聴時間が増加しています。

また、日本は国際的に清潔であるというイメージが強く持たれていることは、今日の外国人観光客の呼び込みに非常に有利に働くと思われ、これを発信していかない手はありません。

観光庁による調査「訪日外国人消費動向」(2020年1月~3月)によると、
出発前に役に立った旅行情報源(複数回答):SNS・・・29.1%
日本滞在中に役に立った旅行情報源(複数回答):スマートフォン・・・84.8%
の項目が最も多く、SNSが一つの大きな情報源であり、非常に重要なツールであることがわかります。

そして、出発前に役に立った情報源の言語(複数回答)として
英語:49.6%、中国語(繁体字):32.3%、中国語(簡体字):26.1%、日本語:11.6%、韓国語:8.9%
の順に多くなっています。
日本政府観光局の調査(2019年)によると、訪日外国人旅行者数のうち84.1%がアジアからの観光客であり、そのうち、
中国:30.1%、韓国:17.5%、台湾:15.3%、香港:7.2%
となっています。また、英語能力の高い欧州や北米からの観光客も全体の13.1%を占めています。

訪日外国客の国籍
JTB総合研究所「インバウンド訪日外国外国人動向」より引用


この2つのことから、英語、中国語、韓国語での旅行情報での発信はかかせないことであり、観光してもらううえでも非常に重要であることがわかります。

このことから

  • SNSなどの拡散力の強い広告媒体を活用し、海外だけでなく国内からの観光客を呼び込む
  • 海外に日本の清潔さをアピールする日本での言語対応を積極的に行うなどして外国人旅行者が訪れやすい環境を作る

このようなことが課題解決のポイントになってくると考えました。