食品ロス対策

ここでは食品ロスの様々な対策について紹介していきます。



日本の食品ロス対策

では一体、日本では食品ロスに対しどのような対策がとられているのでしょうか?

日本では「食品ロス削減推進法」が令和元年5月31日に令和元年法律第19号として公布、令和元年10月1日に施行されました。この法律は、食品ロス削減に関し、国や地方公共団体等の義務を果たすべき責任(責務)等を明らかにして、基本方針の策定や食品ロスの削減に関する施策の基本事項を定めることにより、食品ロスの削減を総合的に推進することを目的としています。 そして、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」なのですが知っていましたか?




食品ロス削減のために私たちができること~基本編~

「自分たちの協力で少しでも食品ロスを減らしたい!」そう思っている方へ、なんと私たちが日常の買い物や食事作りを見直すだけで食品ロス削減に大分近づくんです!さあ、見てみましょう!!



買い物時の工夫


・冷蔵庫にある食材を確認する:買い物をした後に冷蔵庫を見たら同じ食材があった…。頑張って使い切ろうとするも、余ってしまって結局は捨ててしまう…。そんなこと、ありませんでしたか?そのようなことにならないためにも買い物の前には必ず冷蔵庫を確認し買いたいものをメモに書き出しておくとよいでしょう!
・しっかりと食べきる:安いからと言ってまとめ買いをせず、必要な時に必要な分だけ買いましょう。「適度な量」を採ることこそ食品ロスにとってはとっても良いことかもしれません。
・期限を確認する:商品棚の奥にある期限が長いものを買いがちですが、期限が短い手前のものから順にとっていけば、お店においての食品ロスが削減できるかもしれません!また、店側も期限の近いものを値引くなどしているので、すぐに使うならそういった商品を買うのも良いかと思います。

調理時、食事の時の工夫


・古い食材から使う: 新しいものを買ってくるとつい古いものを忘れがちになり、残っている食材はいつの間に傷んでしまう可能性があります。まずは残っている食材から使いきるようにしましょう。残り野菜を使ったスープなど様々な工夫された料理レシピも沢山あります。取り入れてみるのもオススメです。
・食べきれる量を作る: 家族がどれだけの量を食べられるのかを把握することにより廃棄することがなくなると思います。
※図は、環境省「食品ロスを減らすために、私たちにできること」をもとに作成しました。



食品ロス削減のために私たちができること~応用編~

実際には野菜の皮や根っこなどの不要な部分や傷んだ部分、または腐っている部分はどうしても食べられませんよね。
結局は捨ててしまうことになる…。
しかし!食用以外の活用法としてこれから説明する「草木染め」や医学的効果のある「アロマテラピー」として再利用するといった方法を発見しました。「草木染め」にすれば家庭で余った食材を使って布を染めることができたりし、食材の「味」だけでなく「色」といった食物全てを使用することや新たな発見を楽しむことができます。
また「アロマ」を作る際には、オレンジ・レモン等の柑橘類の皮や過剰除去部分から抽出した成分を使用することも可能です。このように「食べる効果」だけでなく自分好みの良い香りで心も体もスッキリできる効果も期待できると思います!医療と食材の意外な関係は食品ロスの観点からも重要なことだと思います。
ほかにも食用では活用できないものを日常生活でよく使う物に変えることで、「食材」の幅がもっと広がり、食品ロス削減にも繋がると思います。

「草木染め」や「アロマ」の作り方などは、それぞれの説明のページに載っているのでそちらをご覧ください。



 

最後に

このように私たち一人ひとりが意識を変えることでも食品ロス削減に大きくつながります。
まずは普段の買い物や調理の仕方に気を配り、身近な食品ロス削減に貢献しましょう!