5つの問題についてコロナ禍での心の動きを考えてきたが、どんなことが分かったかな?

コロナ禍での「気持ち・考え方・行動」の元になっているものは共通していることが分かったよ。

「不慣れな生活」「感染の恐怖や不安」「ウイルスを遠ざけたい」
これらがもとになって、不安を大きくさせ、ネガティブな考えを生み出すんだね。

非常事態になると、脳の働きが鈍くなって普段とは違う行動をとってしまうことも分かったよ。

それでは、今からきみたちができることを考えてみよう。

「不安を大きくさせないこと」 「冷静な行動をとること」
これらがキーワードになるね!

不安の元を断ち切って、悪い考え・悪い行動を追い出そう

コロナ禍の問題を解決に近づけるには
「不慣れな生活」に適応する
「感染の恐怖や不安」「ウイルスを遠ざけたい」という気持ちを大きくさせないこと
が大切だと考えます。
不安な気持ちは自分の身体を守るために自然に発生する感情で、完全に取り除くことはできません。
不安感を取り除こうと考えると逆にそのことばかり考えてしまい、不安に囚われ、余計に不安が大きくなってしまいます。 取り除こうとするのではなく、不安を受入て意識の向け方を不安から別のものに変えたり、行動を変えることで不安を大きくさせない方法を考えていきます。

備えてデマ情報を断ち切ろう

デマを完全になくすことは私たちの力だけでは難しいことですが、デマが流されても、状況を冷静に判断し行動することが大切です。
緊急事態が起きても慌てないための準備が必要
日ごろから普段必要な日用品を備えておくことで、すぐに買い物に行かなくてもよい状態になります。 混乱が落ち着くまでの時間稼ぎになり、冷静に状況を判断することができるはずです。

日用品の消費量と消費期間を知ろう!


みなさんは、家庭で使用している日用品や食品の消費期間と消費量を知っていますか?
家族の誰かが揃えてくれていて、どういうタイミングでどのくらいの量を購入しているか知らない人も多いと思います。
消費サイクルを知り、日ごろから必要な分を備える習慣をつけ、いざというときに不足を生じさせないことが心の余裕につながります。 家族で話し合い情報共有することで、デマが流されたときに慌てることなく冷静な行動ができます。
また、日用品の在庫を把握することは、無駄遣いをなくし節約にもつながります。

①消費量をチェックする

日用品をリスト化して在庫を把握し、1か月後にどのくらいの量を消費しているか確認します。

②1か月に1回在庫チェック

不足しそうなものは1か月分を目安に購入するようにします。 特に災害時や緊急事態のときになくては困るものをチェックしましょう。 家族構成により、必要なものは異なりますので家族と話し合うことが大切です。 例えば、高齢者や乳幼児、ペットがいる家族であれば必要なものも変わってきます。

実際に調べてみた結果

各家庭で在庫量・使用量が異なることがわかりました。また、保存場所の確認も行えました。

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これは具体的でいい案じゃな!!

「失うもの」とその行動 どっちが大事?

「マスクをしなくて大丈夫」と考えている人が家族や身近にいる場合、私たちができることはマスクの必要性を分かってもらうことです。
「マスクの効果」を理解してもらう
マスクをしない行動によって「失うもの」がたくさんある
ということを知ってもらうことが効果的です。 これは不要不急の外出をしてしまう人にも効果があります。

基本的な感染予防対策

感染の可能性は誰にでもありますが、いつどこでどういう状況で感染するか明確に予測することはできません。 しかし、いろいろな研究が進み、感染予防に効果あるものや感染リスクを高める状況が分かってきています。
まずは、感染予防対策をしっかり実行し、マスクをしないことで感染リスクが高まることを理解してもらいましょう。 出来る対策は、人任せにしないで一人ひとりが実行することが大切です。

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出典:首相官邸HPより
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出典:厚生労働省ホームページ (https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)

天秤にかけて説明

感染予防対策について理解しているのに、それでも人任せにしてしまう人には 「感染したら自分の生活がどう変わるか」想像してもらうことが効果的です。
これは、最初に説明したとおり、不安は自分の身体を守るために必要な感情です。適度な不安や心配は何かをやる時の原動力につながるといわれています。

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感染したら・・・

  • 自分の健康

    重症化した場合、命に係わる可能性があります。また、後遺症が残ったいうニュースも耳にします。
    命が大切です!

  • 大切な人たちの健康

    自分は軽症であっても、うつす可能性があります。
    特に高齢者や基礎疾患のある人は重症化することがあります。
    自分だけでなく、周りの人たちのことも考えよう!

  • 社会での信頼

    コロナの問題に限らず、社会のルール・マナーを守らなければ信頼をなくします。 これからの生活の中でマスクをつけることは、特別なことではなく基本的なルールになってきています。
    密な場所ではマスクがあたりまえに!

  • 医療費

    治療が長引くと医療費が増え経済的にもよくありません。
    なるべく感染しない努力が必要です!

  • 社会復帰が困難

    隔離状態が続くと、仕事や学校を休まなければなりません。
    働けなかった分の給料が出ない、勉強の遅れといった影響も出てきます。
    すぐに元通りの生活には戻りません!

失うものを具体的に示すのはわかりやすくてよい!
適度な不安は必要なんじゃ。

偏見・差別なくそう

偏見・差別が起こる原因は「事例:医療従事者への差別」で学びました。見えない敵への不安から、見える敵を作り上げて排除しようとする心理が働いています。
不安を大きくさせないためにできることを考えます。

偏見・差別をしないための工夫
  • 自分の考え・行動を見つめてみよう

    不安が大きくなってきたら、まずは落ち着こう
    今の状況を整理してみよう

  • 普段通りに続けられることを考えよう

    悪い情報ばかりを集めない
    コロナに結び付けない
    趣味の時間を大切にしよう
    友達と交流しよう

  • 自分を認めて支えよう

    不安になることは悪いことじゃない
    辛い気持ちを打ち明けよう
    自分ができることを認めて、頑張らなくても大丈夫

身近な人が偏見・差別の対象になってしまったら
  • 積極的に優しい言葉をかけてあげよう

    「悪いのはウイルス、あなたは悪くない」
    「いつも頑張ってくれてありがとう」

  • 差別的発言に同調しない

    TV、ネット上の悪い情報ばかりが入らないように気をつけましょう。
    普段やっていたことを一緒にやりましょう。

  • 同じ境遇の人の意見や経験談を聞く、発信する

    不安なことを考え続けると不安が大きくなります。 一人で考えすぎないように同じ境遇者の話を聴いたり、境遇者に聴いてもらうことで気が紛れます。
    どう対応したか、など具体的な対処法が得られるかもしれません。
    自分だけではないと思うことで、自分が悪いという考えに陥らないようにしましょう。
    ネット上の情報には悪い情報もあふれているため、当事者ではない周りの人が前向きな情報を探して 教えてあげることがよいでしょう。

  • 国や自治体の相談窓口を利用しよう

    専門家への相談も有効的です。
    支援制度の情報を得ることもできす。
    自治体のホームページを検索してみましょう。「コロナ 差別 横浜市」検索

一人で悩まないことが大切じゃ!

良いこともたくさんある 前向きな考え方

緊急事態宣言解除から半年以上経った今では、感染防止対策と社会経済活動を両立しながらの生活となりました。
しかし、コロナウイルスは収束したわけではなく、社会経済活動が活発になり人の動きが広範囲になるにつれて感染者も拡大すると予想されるため、引き続き感染拡大に注意しながら生活していくことになります。
このような状況の中で世の中ではさまざまな変化が起きています。
外出自粛中にストレスになっていたことが、新しいアイデアや工夫により以前よりも良くなったこともあります。
デメリットをメリットに変える前向きな考えは気持ちを楽にしてくれるはずです。

前向きな考え方を作る生活習慣
  • 「毎日すること」を一つ見つける

    苦手を克服するのではなく、まずは得意なことを一つ見つけて、成功する経験を味わう事が大切です。
    例えば、絵に興味があるとしたら毎日一つのものを写生してみたり、食べることが好きだったら、休日に自分が食べたい料理を丁寧に作ってみるなど。 今、自分がすぐにできることを実践して見ましょう。

    例えば・・・

    私は1年前から、『起床時刻を設定する』ということをしています。
    昼夜が逆転し生活習慣が壊れていた私ですが『10時に起きる』という設定をしてみて、出来るようになってきたら「時間を早めてみよう」と思い、 『9時半に起きる』そして『9時に起きる』と早めていきました。
    すると、ご飯を食べる時間がほぼ一定になってきたり、寝る時間が早まったりして、生活習慣が改善してきました。

  • 「座右の銘」を持つ

    同じ状況でも、人によって抱く感情は違います。
    例えば、人間関係がうまくいかない時に、怒るのか、悲しむのか、劣等感を抱くのかは人それぞれですよね。 そこで自分を見失いそうになった時に、いつでも立ち返ることができる『座右の銘』を持っておくと、本来の自分に戻ることができるのです。
    『健康を保つ』とか『笑顔を忘れない』『家族と仲良くする』など、自分が大切に思っていることを軸にするといいですね。 辛いことがあったら、常に自分の座右の銘を思い出し、立ち返るという行動を繰り返してみてください。

    例えば・・・

    私の座右の銘は『何とかなる、そして何とかする』です。これは父に言われて印象に残った言葉の一つで、 「世の中の流れに合わせておけば大抵のことは何とかなるから緊張せずに生きて行け、そして壁に当たった時に何とか乗り越える方法を日々学べ」 ということです。これが私の、学校に通い勉強をする理由だったりします。

  • 「どうして」ではなく「どうやって」を考える

    ネガティブ思考が強い人は、何かうまくいかないことがあるとつい『どうして?』と考えてしまいがちです。
    この言葉を『どうやって』に変えることで、なりたい自分に向かうためのヒントが見えてくることがあるんです。

    例えば・・・

    ダイエットがうまくいかないとしたら、『どうして痩せないんだろう?』と考えるのではなく『どうしたら痩せられるのかな?』と考えましょう。 ちょっとした口ぐせを直すだけで、生活習慣だけでなく性格も変わるかもしれません。

  • 1日1回、「親切ゲーム」をやってみる

    誰かが喜んでいる姿や笑顔を見て、なんだか自分もうれしくなったり、気持ちがポジティブになった経験、ありませんか?
    人間関係を構築するために重要な感情は「喜び」と言われています。
    そして、人が喜んでいる様子を見ることができる一番の近道は『人に親切にすること』。1日1回でもいいから、日常的に人が喜ぶことをやってみましょう。

    例えば・・・

    荷物を持ってあげる・ドアを開けてあげる・ありがとうとお礼を言うなど、簡単なことで構いません。 職場や家庭で、誰かに親切にすることを意識して行ってみてください。

  • 「もしも~だったら」という考え方をやめる

    ネガティブ思考になる時によく口に出てしまうのが『もしも〜だったら……』というフレーズです。 『もしも明るい性格だったら、恋人ができるのに』『もしも、もっと学歴が高かったら出世できるのに』
    こうした『もしも思考』は、ありのままの自分を否定するだけでなく、なりたい自分をも遠ざけてしまう考え方です。 『もしも』という言い訳は、行動しなくてもいい理由になるから、その時は楽に感じるかもしれません。
    しかし、その『もしも』をやめ、本当の自分に近づくために少しでも行動する意識を持つことや、 その積み重ねがネガティブ思考をポジティブ思考に変える第一歩になります。

デメリットがメリットに!

考え方次第でデメリットもメリットに変わります。

×家族以外に会えない(帰省できない)

◎頻繁に会わなくなった分、久しぶりに会ったときやオンラインでの会話が豊富になり、前より盛り上がるようになった!

◎オンラインでつながることにより、帰省しなくても頻繁に家族の顔が見られるようになった!

◎家族の安否を確認するようになり、家族の絆が深まった。

×運動不足

◎オンラインエクササイズが増え、時間を気にせず自宅で運動ができるようになった!

◎会社勤めで普段家事をやらなかった人が家事をやることで運動不足を解消できた。

×外食ができない

◎出前の種類が増え、今まで出前をやっていなかったお店の料理を家で食べられるようになった。

×時間管理が難しい(通学や通勤がないと朝おきられない)

◎テレワークや自習スペースが増えた。今まで学校や職場に行かないとできなかったことが近場でできるようになってきている。

×家にずっといると季節感がなくなる

◎季節を感じるため意識的に情報を得るようになった。
今まで見ていなかったTVのニュースを見るようになり、新しい分野に興味を広げられた。

◎季節の食材で料理することで季節感がより感じれるようになった!

×娯楽が少ない

◎家でできるオンラインゲームはユーザー人口が増えて、ボット率が低くなったので前より楽しくなった。また、あまり会話なくプレーしていたが会えない分ゲーム中の会話が増えた!

◎新しい趣味を発見できた!

◎家族でできる趣味を発見できた!

考え方を変えることも重要じゃ!

最後に

コロナと心理学について考えて学んできたが、どんなことが分かったかな?

感染予防をしない人や差別をする人、それが自分の家族に同じことが起きたら辛いと考えて不安だったけど、 不安になることは悪いことじゃないと分かって少し安心出来たよ!!
もし身近な人に同じようなことが起こったら、積極的に前向きになるような言葉をかけようと思うよ!

これから何か考える時や行動する時に、立ち止まって自分の気持ちに向き合ってみることも大切だね。

そうじゃな!!心理学が役に立ったようじゃな。
これからの新しい生活もしていけそうじゃな!

そうだね!!これからまだまだ大変だけど、これでコロナ禍を乗り越えられそうだよ!!
これからも心理学について学んでいこうと思ったよ。
サイコロ爺また教えてください。