使われてる場所

「てばたくん、今まで手旗のことをたくさん学びましたね。けどボクは手旗が使われているところをまだ見たことが無いのです。一体どこで使われているのですか?」
「そうだねえゆーもあくん。実際に使われているところを見に行こうか」






(手旗をぱたぱた)




「あそこにおられるのは誰ですか?警官さんですか?」
「そうだねえゆーもあくん。似てるけど違うんだ…あれは海上自衛隊の人達だよ。」

「海の平和を守る方々ですね。おお…手旗を使っています…手旗は海で使われるというのは本当だったのですね」
「そうだねえゆーもあくん。ほら、あちらでは海上保安庁の方々が」



(手旗をぱたぱた)




「おお…素敵です。おや、あちらでは子供たちが手旗の訓練をしていますね」


  (手旗をぱたぱた)



「そうだねえゆーもあくん。あの子たちはボーイスカウトだよ。活動の時には必ず手旗を持っているんだ」
「うう〜ん、手旗は素晴らしいです!日本を守る方々から次世代を担う子供たちまで手旗を使用しているのですね。ボクは、宇宙でも手旗を使うべきだと考えます」
「肉眼で確認出来る範囲だからね、ゆーもあくん」


今まで手旗信号について説明してきましたが実際に手旗信号はどこで使用されているのでしょうか。 「日本船舶手旗信号法」で正式に採用されてから現在まで、海上自衛隊、海上保安庁で使用されています。無線が発達した現代でも重宝されています。 ボーイスカウトや社会教育団体の一つである海洋少年団においては手旗信号を不自由なく使えるよう訓練を行っています。