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1. シャープが発展した裏側2                                                >>SHARPトップへ

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これではまずいと思ったシャープは、企業のイメージを上げていこうとするんだ。
当時のシャープは『液晶』と『IC』という分野に力を入れていたんだ。
『液晶』はなんとなく分かるかな?デジタルカメラやケータイ電話
それにパソコンとか薄型テレビの画面に使われているのが液晶だね。
ICは『集積回路』っていうんだっけ?ほとんどの電化製品に使われている電気回路よね?
よく知ってるね。とにかくその『液晶』と『IC』に力を入れていたシャープなんだけど、
この2つは、研究をしていくのにとてもお金がかかる分野なんだ。
そこでどちらか一つを捨てて、一つを集中してやることになったんだけど・・・。
実は当時、シャープは『液晶』の研究で赤字を出していたんだ。
じゃあ研究を続けるのは、当然『IC』か。
ところが、ここでシャープはあえて『液晶』を選んだんだ。
え?なんでだ?
『IC』はほかにも多くの企業が研究をしていて、シャープよりもいい技術をもっていたんだ。
でも『液晶』の分野では、実はシャープはどの企業よりも早く実用化に成功していた。
そのすぐれた技術を使ってテレビを開発すれば絶対に売れると、シャープは確信していたんだね。
そうしてシャープは液晶事業を中心に力を入れはじめたのね!

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