おもに見える時期:夏
20時に南中する日:7月23日
代表的な星:アンタレス(1等星)
その他:黄道十二星座のひとつ。10月23日〜11月22日生まれの誕生星座。
夏の南で、真っ赤な1等星アンタレスを中心に、ゆるやかにS字にカーブする星の並び。探すまでもなく、はっきりしている。
〜神話〜
ことの発端は、狩人オリオンの腕自慢にありました。
オリンポスの神々は、乱暴で行状のよくないオリオンのことを苦々しく思っていました。
オリオンがとうとう他の生き物たちより一段高い地位を要求しはじめたことで、本気で怒りだしてしまいました。
そこで大神ゼウスの妃ヘラは、オリオンをこらしめるため、道に一匹の大サソリを放って、待ち伏せさせました。
そうとは知らず、例によっていばりちらしながら通りかかると、草むらから這い出してきた大サソリにチクリと足を刺されてしまいました。
猛毒なサソリだったので、オリオンはあっけなく息絶えてしまいました。
こうして、大サソリは、その功績をヘラ女神をはじめ、様々な神々に認められ、星座にあげられることになったのです。
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