おもに見える時期:春
20時に南中する日:4月25日
代表的な星:レグルス(1等星)とデネボラ(2等星)
その他:黄道十二星座のひとつ。7月24日〜8月23日生まれの誕生星座。
ししの大鎌…6個の星が「?」を裏返したような形のライオンの頭部のこと。西洋で使う草刈り鎌にそっくりだったため、この名がついた。
空高くのぼりゆくときは吠え声勇ましく駆けのぼるように、沈みゆくときは尻尾をまいて逃げるかのように、表情豊かな星座。
ライオンの頭部である「ししの大鎌」と尾の部分にあたるデネボラを大まかに結びつけよう。
〜神話〜
英雄ヘルクレスは、意地悪なエウリステウス王の命令で、ネメアの森に住む人喰い獅子を退治しに、冒険に出かけることになりました。
人喰いライオンは、ヘルクレスの姿に気づくやいなや、襲いかかってきました。ヘルクレスも弓や刀で応戦しましたが、まるで役に立ちません。このライオンは、弓矢や刀ではどうにもならない不死身だったのです。そうと分かったヘルクレスは、むんずとくみつくや、全身の力をこめてしめつけました。
怪力のヘラクレスのこの大業には、さすがのライオンもたまらず、あっさりと息絶えてしまいました。ヘルクレスは、さっそくその毛皮をはぎとると、意気揚々と王宮へ帰ってきました。
エウリステウス王は、ヘルクレスのあまりの強さに肝をつぶし、壷の中に隠れ、とうとうヘルクレスに会わなかったと伝えられています。
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