季節:秋
20時南中:10月25日
その他:ペガススの大四辺形…秋星座を見つける手がかりになる星のならび。
〜神話〜
この空を飛べるペガススは、勇士ペルセウスが妖怪メドゥサを退治し、その首を切り落としたときに、ほとばしる血が岩にしみ、そこから飛び出してきた天馬だとされています。
雪のように白く、銀色の翼をもつペガススは、その美しい翼をひろげて自由に大空を飛ぶことができ、ペルセウス王子とともに、海岸の岩に鎖でつながれたアンドロメダ姫をお化けくじらの危機から助け出すことになります。
その後、ペガススは、ベレロフォーンという勇敢な若者とともに、怪物キメーラ(首がライオン、体がヤギ、尾が蛇のとんでもない怪物)退治に出かけていくことになりました。
ベレロフォーンは、アテナ女神の力をかり、ペガススをつかまえました。空から矢を射かければ、さすがのキメーラも退治できると考えたからです。そして、ねらいどおりベレロフォーンは、天から矢を射かけて、キメーラをあっさり退治しました。
ところが、ベレロフォーンは、自らの武勇におごり、ペガススとともに天界まで駆け上がろうとしました。驚いた大神ゼウスは、一匹のアブを放つとペガススの脇腹をチクリと刺させました。びっくりしたペガススは、ベレロフォーンを地上に振り落とすと、そのまま天に駆け上り、星座となったといわれます。
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