日本のお菓子について
日本のお菓子には、塩味を使ったものが多いです。
あなたには、
「テレビを見ながら何も考えずにポテトチップスを食べていたらいつの間にかなくなっていた」
という経験はありませんか?
日本人は、塩を使った食べ物を古来から好みます。
なぜならば、昔から、日本の料理の代表的な味付けは「塩」だったからです。
日本料理には、塩味は欠かせません。
外国に遊びに行ったとき、「塩味が薄い」と思うことがあります。
これは、外国においては、塩を主にして味をつけることが少ないからです。
ですから、塩味のついているお菓子はどれもとまらず食べてしまいます。
ポテトチップスやベビースターラーメン、せんべいはその代表例といえるでしょう。
また、日本人には食感を重んじる傾向があります。
CMなどで、「外はぱりぱり、中はしっとり」というような食感を二度楽しめることを売りにしている商品や、
「素材本来の食感」を売りにした商品をよく見ませんか?
日本人はこのようにお菓子に味だけではなく食感も求めます。
それはなぜでしょう?
ここでも、日本料理からルーツを探してみましょう。
日本料理の調理法を調べてみると「素材本来の食感を失わないように」調理する料理がたくさんあります。
日本人は、食材の特性を無理やり壊すのではなく、その食材が持っている特性を最大限に生かした料理を好む傾向があります。
それがお菓子の分野においても言えるのです。
例えばカントリーマアム。
そとはかりっと、中はしっとりした食感があり、これが大人から子供まで人気を集める理由のひとつになっています。
日本人の好む傾向をうまくとらえた商品と言えるでしょう。
チョコレートをクッキー生地のようなものと組み合わせた商品もまた人気です。
日本人は「単一」の味を避ける傾向があります。
その理由はなんでしょう?
ここでも、日本の料理が登場します。
冬には欠かせない、「おでん」を考えてみましょう。
おでんには、ひとつの食材だけではなく、大根やはんぺん、たまごなど、たくさんの食材を入れます。
これは、先述のように食感を大切にするという面もありますが、さまざまな食材を組み合わせることによって、
「いくつもの味を一挙に楽しめる」ということを日本人が好むことが大きく響いています。
その代表がチョコレート菓子です。
クッキーのような軽い生地の中にチョコレートが包まれていたり、棒状のクッキー生地にチョコレートを塗ったお菓子がとても好まれます。
ポッキーやコアラのマーチ、アルフォートなどがその代表例です。お菓子ランキングにもたくさんの商品がランクインしていました。