ういろう 名古屋の名物の和菓子です。 見た目は、ようかんとよく似ています。 米粉などの雑穀に砂糖を混ぜて蒸したものです。 室町時代ごろには、黒糖を使ったものが多く、薬の口直しとして食べられていました。 ういろうの名前の由来 14世紀ごろの中国に礼部員外郎という薬を調達する役職がありました。 その人たちが日本に足利義満に招かれてきたときに薬を作りそれを外郎(ういろう)と呼ぶようになりました。 薬と一緒伝えられた口直しのものもういろうと呼ばれるようになったという説と、 その薬の形がよく似たお菓子だったためういろうという名前になったという説があります。 日本には少なくとも1642年には、伝わっていたとされています。 名古屋地域では1659年頃から作られるようになり、名古屋駅で売られていたのをきっかけにしてういろうは名古屋名物となりました。 和菓子店やスーパーでもよくういろうを見かけます。