電磁気学とは

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電磁気学における「電気」の基礎

 電磁気学における電気現象のもととなる実体は電荷と呼ばれるものです。
 電荷には正・負の2種類がありそれぞれ正電荷・負電荷と呼ばれ、これらの間には
  • 同じ種類の電荷は反発し合う
  • 異なる種類の電荷は引き合う
という性質があります。

 同じ量の正電荷と負電荷を合わせると電荷のない状態と等しくなり、これを電気的に中性であるといいます。この中性な状態から正電荷を引き離してしまうと、同じ量の負電荷が発生します。負電荷を引き離した場合も同じように、正電荷が発生します。
 髪の毛を下敷きで擦るとぱちぱちと逆立ってしまうのは、摩擦により中性な状態から電荷が引き離されてしまうためなのです。

 また電荷をもった粒子は荷電粒子といい、大きさを無視できる荷電粒子を点電荷といいます。この点電荷という考え方は、電磁気学を考える上でとても重要になるので、覚えておきましょう。
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