鳴門の渦

<鳴門の渦のでき方>
月が鳴門のほぼ真正面にあるとき、月の引力により、海面が高くなり「満潮」月に向かって、海流が動き出す。「月が地球の反対側のときは、月の反対側に向かう」そのときに、海流の速度の差で渦が起きる。鳴門の場合、早い海流が鳴門海峡にはいって、抜けた先の遅い海流との速度の差で渦が起きる。普段の渦のスピードは、時速13~15キロだが、新月と満月の日は、月、太陽、地球が一直線上に並んで海流がとても早くなり時速20キロをこえる。これは、月と太陽の重力が重なり、海流がより早くなるからである。そのときは、海流が速くなるので、大きい渦ができやすい。「最大直径20メートル」鳴門の渦の向きはほとんどが右巻きで、これは、地球の自転により北半球には右巻き、南半球は、左巻きが多くなる。そのため、鳴門海峡の渦は、ほとんどが右巻きで海流の影響でたまに左巻きの渦が出ることがある。