2. 竜巻のできかた

 

竜巻は、次のような仕組みでできるらしい。
①冷たくなった空気の層の上を、暖かく湿った空気が乗り上げるようにして上昇することで上昇気流が発生する。
②上昇気流の部分を中心として、低気圧と同じ方向に気流が渦を巻いて回転しメソサイクロン(Mesocyclone、メソロウとも呼ぶ)と呼ばれる低気圧ができる。
③下降気流と南東の風とがぶつかりガストフロント(Gust front)と呼ばれる、寒冷前線に類似した気流の衝突面が形成される。
④ガストフロントの先端での気流の衝突によって大きな風速差や気流の乱れウインドシアが生じる。
⑤ウインドシアのある状況下の渦が発達して上昇気流と結びついて、竜巻に成長する。