身近なUD図鑑

教科書

 日本では義務教育が9年間あり、またその先も高校大学と様々な教科書を使ってたくさんのことを学びます。一人一人の学習が公平になるように、教科書にもよりますが、UDが施されているものも見受けられます。色弱の人が見ても色の判別がつくようにカラーユニバーサルデザインに配慮しているものや、視認性が高いUDフォントを採用している教科書もあります。全国の人たちが平等に同じ知識を得られるための工夫としてもUDは用いられるのです。

カラーユニバーサルデザインに配慮しているという表示	UDフォントを使用しているという表示

私たちの考え

 幼いころの教科書にも、「カラーユニバーサルデザインに配慮しています」という文言をよく見かけました。当時は、こんなに普通に見えるのになぜわざわざこんな事を書くのだろう、と思っていました。 しかし、「普通に見える」のは当然で、そのようなデザインであるからこそUDとしての機能が果たされているといえるでしょう。このように、どんな人でも自然に見たり読んだりすることのできるデザインは、教育という皆が平等であるべき場で使われる教科書にとって重要なことであると感じました。