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| 身近なUD図鑑>スイッチ | ||||||
スイッチ
上で紹介した、スイッチの両側を交互に押すことでオンとオフを切り替える形のスイッチをロッカースイッチ(シーソースイッチ)といいます。この形のスイッチは電灯だけではなく電化製品や子供向けのおもちゃなど、たくさんの場所で見ることがあると思います。この形の多くのスイッチには棒と丸が書かれており、これはオンとオフを表しています。さて、棒と丸のどちらがオンでどちらがオフかわかりますか?実は、棒がオンで丸がオフを表しているのです。なぜこのようなわかりづらい記号を多く使用しているかというと、丸は二進法の0(オフを意味する)、棒は二進法の1(オンを意味する)を記号化した国際基準だからなのです。しかし日本では丸というと正のイメージ、つまりオンを意味すると考える人も多いです。UD的に表示をするならば、きちんとオンとオフを表記することや、新しくどんな人でもどちらがオンでどちらがオフなのかを判別できる記号を考案する必要があります。私たちの考え毎日の生活の中で少なくとも一度は触るスイッチですが、意外とUDが考えられていないことも多いです。特に、棒と丸の表示が国際基準であることには驚きました。国際基準であるからには誰にでもわかるものであることは当然求められます。機械のオンとオフがわからないというのは時に人間の命を危険に晒すこともあります。国際基準を改定するか、基準にとらわれないわかりやすさを求める必要があると思いました。 ![]() |
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