狂言・能の歴史
GOくん
基本的には、狂言は喜劇、能は悲劇の色が濃いんだね。
伝子
そうなのね。お面をつけるかつけないかという違いもあるようね。
GOくん
この二つは似ているというけれど、元々は同じものだったのかな?
伝子
さあ、どうでしょう…
奈良時代
に
中国
から
伝
わった、
散楽
(
楽器
の
演奏
)
、
歌謡
(
歌
)、
舞踊
(
踊
り)、
ものまね、
奇術
(マジック)などの
バラエティーに
富
んだ
芸能
が
平安時代
に
日本風
に
猿楽
とよばれるようになり、さら
に
室町時代
になると
観阿弥
と
世阿弥
という
親子
が
物真似主体
の
芸風
に
田楽
などの
歌舞伎的
な
要素
を
取
り
入
れて
芸術性
を
高
め、
能
と
狂言
に
分
かれました。
室町時代
には
大変栄
えていて、
京
の
都
を
中心
に
将軍
や
諸大名
が
舞台
を
造
ったり
能
・
狂言師
を
抱
えたりして
能会
を
開
き、
楽
しんでいました。