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楽器の仕組み

ここでは、長唄の楽器について解説します。

伝子

長唄(ながうた(きょくにも、ストーリーがあるのね。

GOくん

そうだね。(のうから ((きょくとか、 歌舞伎(かぶきのためにつくられた (きょくとかがあって、 (ほか伝統芸能(でんとうげいのうとも (ふかくつながっていることが (かったよ。

伝子

ええ、そうね。あと(りたいのは、 どんな楽器(がっき演奏(えんそうしているか、ということだわ。

GOくん

(たしかに (になる。 調(しらべてみようか!


三味線

↑やさしく学べる 三味線入門から引用

概要:日本の撥弦楽器です。中国の三弦が沖縄を経て16世紀後半に大阪に到来し、改造されたものです。四角の胴に長い棹がつき、絹糸を撚り合わせた3本の弦が張られています。胴皮はネコまたはイヌの皮が用いられます。ちなみに長唄では、細棹が使われます。

弾き方:胴をひざに置き、棹を左手でささえ、右手に持った撥でひきます。人差し指による爪びき(はじき)の場合もあります。

 

締太鼓

日本膜鳴楽器の1つで、長唄で使われるのは皮面直径35cm、胴長15cm前後の枠付の締太鼓です。

ケヤキでできた円筒形の胴の両端に皮を当て,両方の皮の調孔(しらべあな)に縦調(たてしらべ)という麻紐を通して締めた上から、上調(うわしらべ)とよばれる紐をかけ、台に掛けてヒノキ製の2本の桴(ばち)で打ちます。その締め方で皮面の張りを調節できます。

太鼓の音は基本的に「ツクツク」という「押さえる音」と「テンテン」という「響かせる音」の二種類で、華やかな場面ではより華やかに、静かな場面ではさらにそれを際だたせるよう演奏が工夫されています。



日本の打楽器の1つで、中央が細くくびれた木製の胴の両端に皮を張った楽器です。大小2種類あり、それぞれを「小鼓(こつづみ)」、「大鼓(おおつづみ)」といいます。

小鼓

日本の膜鳴楽器の1つで、皮面の直径20cmぐらい,胴長25cm前後の小型の鼓のことです。単に「鼓」と言う場合は小鼓をさします。

音は基本的に甲高い甲(かん)と、低く柔らかい音の乙(おつ)があります。それぞれに小さな音と大きな音とがあり、打ち方によって「チ・タ・プ・ポ」という4つの音が出ます。

演奏のときは、皮に息をかけて湿度を調整したり、裏皮に小さな和紙をぬらして貼り、音の微調整をします。 左手で持って、右肩に乗せ、右手で打ちます。


大鼓

皮面の直径23cmぐらい,胴長約29cmのやや大型の鼓のことです。大鼓は「おおかわ」とも呼ばれます。

演奏前に1〜2時間程度炭火で乾燥させた皮を胴にかけ、調緒を力一杯締め上げます。それにより、小鼓の柔らかい音とは違った、力強く甲高い「カーン」という独特の音が響くのです。音は「ドン・チョン」などの強弱、響きで表します。

演奏の時は、左手に持って、左膝に乗せ、右手で打ちます。

 

日本の管楽器の1つです。長唄で使われるのは、「篠笛(しのぶえ)」と「能管(のうかん)」です。

篠笛

竹製の横笛で、略して「しの」ともいい、また「竹笛」ともいいます。管を裸身の「篠竹(しのだけ)」「女竹(めだけ)」でつくるのでこの名があります。歌口は頭端に近く、普通は7つの指孔をもっているが、民俗芸能などでは6孔のものも広く使われています。長唄囃子で用いられるものの多くは、管の両端を樺で巻き、漆で塗り固めて割れを防いでいます。また、歌や三味線の調子にあわせる必要上、長さの異なるさまざまの調子のものが用意されるのが普通です。「ふえ」といえばこの篠笛をさします。


能管

竹製の横笛で、指孔は7個あります。形状は雅楽の「竜笛(りゅうてき)」に似ていますが、歌口と第1指孔との間に、喉(のど)とよばれる別の細く短い管が入っており,音高が一定せず,この楽器独特の鋭い音色と特徴的な音律とが生み出されるように作られています。

全長約39センチメートルで、歌口(うたぐち)と指孔の部分以外は外側を樺(かば)または籐(とう)で巻いて漆をかけ、管の内側と歌口および指孔の周囲は朱漆で塗り固めてあります。



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