尺八・箏とは
ここでは、“尺八・箏”とは何かについて解説します。
GOくん
お正月になると、「ダン、ダダダダダ↑ダダン↓」みたいな曲流れるじゃない?
伝子
ああ、「春の海」っていう曲のことかしら?(これで伝わったのがすごいと思うわ。)
GOくん
それに使われているお筝や尺八って、どんな形かって聞かれるとはっきりとは思い出せないんだ。
伝子
お筝は、長い木の上にたくさんの弦があるわよね。それを指につけた爪のようなもので弾いて音を出すのよ。尺八は、リコーダーのように穴を指でふさいで音階を変える笛のようなものよ。
GOくん
お筝の弦って何本あるの?尺八の穴っていくつあるの?
伝子
そ、そう言われると難しいわね。確認してみなくちゃ…
尺八について
尺八は。日本の竹製管楽器の一つです。奈良〜平安時代に雅楽で用いられた古代尺八(雅楽尺八)、近世初頭に武士や庶民に好まれた一節切(ひとよぎり)、江戸時代に虚無僧(こむそう)が演奏した普化尺八(ふけしゃくはち)の3種に区別されます。単に尺八というときは3つめの普化尺八をさします。
竹の根元に近い部分の節を用いて作られた縦笛で前面に4つ、背面に1つの穴があります。長さが1尺8寸(約55cm)ということから尺八と呼ばれますが、現在では長短さまざまなものが使われています。
尺八音楽の主な流派には、琴古流(きんこりゅう)、都山流(とざんりゅう)、明暗流(みょうあんりゅう)などがあります。
箏について
もともと筝(こと)(「そう」とも
読
む)と
琴(こと)は
違
う
楽器
を
表
していて、
筝
は
現在
「こと」として
一般的
に
知
られている
胴
の
上
に
柱
を
立
てて
演奏
する13
絃
のもので、
琴
は
柱
を
立
てずに
演奏
する7
絃
のものをいいました。
筝
も
琴
も
奈良時代
に
中国
から
入
ってきたものです。
筝
は、
日本楽器
のなかで「こと
類
」に
属
する
絃楽器
です。「こと
類
」とは、
板状
の
物
の
上
に
絃
が
張
ってある
楽器
のことで、
筝
のほかには、
和琴(わごん)、琴(きん)、一絃琴(いちげんきん)、二絃琴(にげんきん)などがあります。
和琴
は、それ
以前
から
日本
にあったコトが、
奈良時代
に
中国
や
朝鮮半島
の「こと
類
」の
影響
を
受
けて
改善
されたもので、
二絃琴
には
八雲琴(やぐもごと)と東流二絃琴(あずまりゅうにげんきん)の2
種類
があります。
なお、
一絃琴
と
二絃琴
は
日本
で
作
られたものです。