われにかえった大蛇は、大好きな和尚さんの
大事なお客さんにとんでもない失礼なことを
してしまったと反省し、お寺を出て、江戸川へと
去っていったのです。


それからというもの、大蛇は来る日も来る日も
川から顔を出して、萬満寺の方を見て、涙を流した
のでした。




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